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あの時の『おまわりさん』ありがとう。


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15の夜


近頃、少年の犯す凶悪事件が世間を騒がすようになった。

まったくもって、物騒な世の中だが、誤解を恐れずに言うと、俺は彼らの気持ちが少し理解出来る、というのも実は中学時代、俺自身が紛れもない犯罪者だった。

殺人を犯したなどと、大それたことは、した事はない。 精々、深夜のスーパーに忍び込み盗みを働くぐらいだ。

その程度のことかというかもしれない、しかし、不良グループにも属さず、ごく真面目な中学生を通していた俺が、裏の顔を持っていたことなど、周りは誰1人として知らなかったはずだ…。

少年事件が起きるたび聞かされるフレーズは~【そんなことを(スル子)には、見えませんでした】~。

当時の俺にも十分言えたのである。最初は深夜1人で校舎に忍び込み、自転車で廊下を走り回る。

それだけで、王様になった気分だった。

中3年、中月15才の頃だ。

帰りに、酒屋の空瓶を盗み、路上に叩きつけた、砕け散る音に胸がス~、とした。

間もなく車上荒らしに手をだした、駐車場の車を片っ端から物色し、鍵が掛かってないとわかるや、中を荒らしにかかる。

1度に多くの物は盗まない。matu046.jpg


全部取ればすぐにバレる、少しずつなら中々気付かれない。

今度はスーパーだ、運良くトイレの窓から侵入、当時は体も細く身軽だった。

もっとドキドキした刺激が欲しくて、好きな女の子の家を覗くようになった。

受験勉強で深夜遅くまで起きてる彼女の家に行き、ただ眺めるだけ…、ストーカー気分で楽しかった。

おかげで、寝不足になったものの遅刻もせず学校へ通った。

当時、俺は成績は良く英語、数学の塾に通い、ボースカウトに入ってた。

お前等は本当の俺を何も知らない…心の底でいつも微笑んでた。

いつものように部屋で勉強をしているふりをしながら、深夜こっそり家を抜け出し盗んだ自転車で彼女の家へと走った。

暫らく走ると2つの灯りが見えてきた、オートバイかと思ったら、パトカーだった。

1人の警官が懐中電灯を持ち「ちょっとキミ止まりなさい」と…、マズイ、スピードを上げその場を全速力で駆け抜けようとしたところ、パトカーの陰に隠れていたもう1人の警官が俺の腹をつかんだ、体が自転車から離れた。

「これはキミの自転車なの?」「ぇ、ぁ、ハイ…」ごまかそうとしたが、駄目だった…。

盗んだ自転車であることはすぐバレてパトカーに乗せられた。

署に着くと直ぐ親を呼んだ。

寝耳に水の親は驚き、信じがたい顔付きだった…。

こんなに簡単に捕まってしまうものなのか、なんて俺はマヌケなんだ。

もしスーパーに忍び込んだ時に見つかったら、どうなったのか。

想像するだけで恐かった。

今思えば俺は運が良かったんじゃないか。

あの時捕まっていなければ、その後もっと大きな犯罪で逮捕されていたかもしれない。

殺人者にならなくて良かった。221.png


あの時の742.jpg


『おまわりさん』
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ありがとう。


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